tag:blogger.com,1999:blog-10071526091615118942024-02-07T12:27:57.457-08:00Akiko's BlogspotAkiko Matsubarahttp://www.blogger.com/profile/17053582295245785959noreply@blogger.comBlogger35125tag:blogger.com,1999:blog-1007152609161511894.post-51422799428240281412015-03-06T01:50:00.001-08:002015-03-06T02:07:27.644-08:00シンガポール
今週はシンガポールに来ています。バケーションではなく、仕事ですが。
アメリカにいたときには、アメリカと日本で頭がいっぱいだったのですが、日本に戻った今、アジアが身近に感じられ、気になります。仕事でも、アジア支社の同僚と仕事をする場面が増えて面白いです。
シンガポールを訪れるのはこれで2回目です。安全で多国籍なのが心地よいですが、何よりも気候が気に入りました。私は寒いのが苦手、東京の夏が好きです。アメリカで住んでいたシリコンバレー・サンフランシスコの天気の良さは有名ですが、私にとっては「十分に暑くならない」のが少し不満でした。特にサンフランシスコ市内は真夏でも冬のように寒くてコートが必要な日もあります。理想的にはロスの気候が好きですが、シンガポールの高温多湿な熱帯モンスーン気候も大変心地よく、快適です。外出する必要のないときに降る雨が好きですが、スコールはAkiko Matsubarahttp://www.blogger.com/profile/17053582295245785959noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1007152609161511894.post-58170803507732956272015-02-22T00:59:00.001-08:002015-02-22T01:33:38.421-08:00JTPA Meetup @Tokyo 開催レポート
先週20日金曜日に開催されたJTPAの東京でのMeetUp、大変素敵な会になりました。お集りいただいた皆様、ありがとうございました。
定員は25名で募集したのですが、あっという間に満員御礼。waiting listの登録数もかなりあったので、枠を40名に増やしたものの、それもすぐに満員に。会場のスペースの都合でそれ以上は増やせなかったのですが、waitiling listでお待ちいただいたまま結局ご参加いただけなかった皆様、申し訳ございませんでした。会場は六本木のコワーキングスペースkatanaをお借りしたのですが、katana責任者の四柳さん、色々とご調整いただき本当にありがとうございました。
会の当日はシリコンバレー同窓会が半分、シリコンバレーに行ってみたいという方との出会いが半分という感じの内訳になりました。懐かしい方々に再開することができ、そして、Akiko Matsubarahttp://www.blogger.com/profile/17053582295245785959noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1007152609161511894.post-45324143556170389732015-02-11T06:07:00.002-08:002015-02-12T06:37:07.786-08:00JTPA代表交代とイベントのお知らせ
2008年から共同代表として運営に携わっていたシリコンバレーの日本人NPO JTPA(Japanese Technology
Professionals Association)ですが、去年代表を交代し、山中仁さんと堀川隆弘さんに新代表として引き継いでいただけることになりました。日本へ拠点を移したことなど、事後報告ばかりになってしまっているのですが、この件に関してもJTPAのメーリングリストではアナウンスメントを出したものの、ブログなどではまだでしたので、ご報告しておきます。新体制の詳細はこちらになります。今後、私はボードメンバーとしてご協力させていただきます。
JTPAは渡辺千賀さんらが中心となって設立されたNPOで、技術者を中心に、シリコンバレーで働く日本人および海外で仕事をすることに興味がある日本在住の人たちを支援することを主旨としています。2003年ごろからボランティアAkiko Matsubarahttp://www.blogger.com/profile/17053582295245785959noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1007152609161511894.post-32691233968523611932014-10-26T06:23:00.002-07:002014-10-26T06:52:25.539-07:00東京に引っ越しました|引っ越してきていました
ご挨拶が大変遅くなってしまいましたが、今年初めにサンフランシスコから東京に拠点を移しました。
東京に転勤する話が去年年末に急にまとまり、ほぼ数週間で各種手続きを済ませ、荷物を大慌てでまとめての引っ越しでした。また、東京に移ってからもアメリカへの出張がたび重なったり、新居がなかなか決まらなかったりで、ばたばたしているうちに、早いもので、気付けばもう秋になっていました。機会があるたびに局所的にご挨拶してはいたのですが、まだまだ殆どの方にはきちんとお話できていなかったので、ご挨拶も兼ねてブログ記事を書いておこうと思った次第です。
ほぼ20年近くのアメリカ生活でしたが、そのほとんどをサンフランシスコベイエリア・シリコンバレーと呼ばれている地域で過ごしました。アメリカでのキャリアをソフトウェアエンジニアとしてスタートして長年働いていましたが、近年では日本とのつながりを絶ちAkiko Matsubarahttp://www.blogger.com/profile/17053582295245785959noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1007152609161511894.post-47876448580228916312012-03-25T21:35:00.001-07:002012-03-25T22:22:35.487-07:00iPad活用法 ~ 医療業界の場合新しいiPadを手に入れたところですが、そちらのレビューは既に出尽くしているので、iPadを活用した医療の話をご紹介します。
ちょと前のことになりますが、iPhoneやiPad、クラウドなどITを積極的に取り入れた医療環境の革新に取り組んでいらっしゃる神戸大学病院の杉本真樹先生とそのチームの皆さまがベイエリアを訪問中のところ、飲茶ランチをご一緒してお話する機会をいただきました。医療とテクノロジーの融合についてあれこれ話が盛り上がり、とても楽しい一時でした。メンバーが揃って飲茶のテーブルにいたところ、まず挨拶がわりにと杉本先生が鞄から取り出されたのが上の写真にある臓器の立体モデル。患者さんのCTから3Dプリンタを使い樹脂で作ったものだそうです。患者さんの臓器を「手にとって」手術前にシュミレーションをしたりすることができるようになり、臨場感のある練習が可能になります。Akiko Matsubarahttp://www.blogger.com/profile/17053582295245785959noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1007152609161511894.post-16761655044979915982012-01-19T22:31:00.001-08:002012-01-20T09:38:50.355-08:00Googleのself-driving carをミタ
年が明けて間もないその日、友人とサンフランシスコで昼食会をし、うららかな午後の日差しの中ハイウェイ280を南下していると、ピカピカしたものを回転させながら通り過ぎる車がいきなり眼中に。一瞬、パトカーか、と思いましたが、そうではなく噂に聞いていた、かのGoogleのself-driving carではありませんか。グレーのプリウスに大きくGoogleのロゴ、上で回転しているのはLIDARセンサー。自動操縦車といっても、前部座席に人が2人ちゃんと乗っていました。目下のところ、完全無人の車両が公共道路を走ることが合法なのは米国ではネバダ州だけだそうです。ネバダ州で合法なのはGoogleが説得したからだとか。
自動操縦車の実物が走っているのを見たのはこれが始めて、かなり感激しました。しばらく尾行しつつ、走りながら右に左に車を近づけて中を覗き込み、写真を取ったりとはしゃいでしまいました。そのAkiko Matsubarahttp://www.blogger.com/profile/17053582295245785959noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1007152609161511894.post-37076146743484858182011-12-05T15:18:00.000-08:002011-12-05T15:18:22.984-08:00古くて新いもの:アップルのテレビへの取り組みは
しばらく前にプロダクトマネジメントの良書としてご紹介したMarty Cagan著の「Inspired」ですが、今回はそのブログエントリーの一つ、「The New Old Thing」(古くて新しいもの)を取り上げることから[1]。
“What’s going to be the next new thing?” 製品開発をするにあたって、次にヒットする新しいものは何だろう?
この答えは皆が血眼になって探しまわっています。
"I have found that much more often than not, the next big thing is not something altogether new but rather a new incarnation of something old. The difference is that the Akiko Matsubarahttp://www.blogger.com/profile/17053582295245785959noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-1007152609161511894.post-70135548127887912272011-12-01T23:17:00.001-08:002011-12-06T17:59:58.738-08:00Path 2.0 やっぱりライフログなの?
水曜日にリリースされた、Pathアプリの2.0アップグレードが結構話題になっていますね。UIの出来上がりの美しさと、新機能が好評のようです。
Pathは、上限150人の比較的少人数のソーシャル空間で、写真、ビデオ、メッセージなどを共有できるモバイル用のサービス。iPhoneとAndroidプラットフォームのサポートがあります。Facebookの初期メンバーでFacebook Connectの発案者のひとりでもあるDave Morinが共同創業者、出資もKleiner PerkinsやDigital Garageなど一流どころから受けています。今年始めには、Googleから1億ドル以上の買収のオファーを蹴ったということでも話題になりました。
これまでPathのUIはシンプルで洗練されたデザインが印象的でしたが、今回のアップデートでも新機能や既存機能を綺麗なUIデザインでまとめていAkiko Matsubarahttp://www.blogger.com/profile/17053582295245785959noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1007152609161511894.post-8271248432917418822011-11-27T21:47:00.001-08:002011-11-27T21:53:11.383-08:00【書評】「自分のアタマで考えよう」自分のアタマで考えよう
posted with amazlet at 11.11.28ちきりん
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 26Amazon.co.jp で詳細を見る
知り合いのブログで話題になっていたので読んでみました。
論理思考の本です。少子化などの社会問題からはじまり、婚活や主婦の料理プロセス比較などにまでもフレームワークをあざやかに使って分析しているのが面白いです。問題をどんどん分解して漏れなくダブりなく分類、収集したデータをあてはめ、グラフを使って視覚的に分析。問題を電動ミキサーにかけるがごとく、バリバリと論理的に解いていくのが痛快です。「知っていること」と「考えること」はまったく別モノであることを説明する序章から始まりますが、日常で物事を判断するときに、知識から結論を下さず、ちゃんとデータをもとに論理的に考えて仮説を検証していく癖をつけなければならないな、とAkiko Matsubarahttp://www.blogger.com/profile/17053582295245785959noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1007152609161511894.post-57991521127943514282011-11-25T21:57:00.006-08:002011-12-16T01:45:58.754-08:00WithingsのWi-Fi体重計とライフログのすすめ前回のエントリーでは、Jawbone UPのプロダクトレビューを書きましたが、今回も健康用ガジェットのレビューから。少し前から使っている、WithingsのWi-Fi Body Scaleがすごく調子いいです。周りの人たちがみんな[*]持っているので、つられて買ったこの体重計、どうしてもっと早く買わなかったんだろうと思うぐらい秀逸です。ちょっと安直な感じがする製品名のとおり、乗るだけで体重と体脂肪の測定結果がWifi経由で自動的にウェブアカウントに送信記録され、グラフ化されます。過去の記録は、ブラウザ、iPhone・Androidアプリで確認できます。体重を毎日測り、手入力で記録をつけてもよいのですが、やはりちょとしたところで自動化すると継続し易いです。健康や美容のために体重を減らすもしくは維持するには、記録とその数値をグラフ化するのがどれほど効果的かはよく知られていることですが、他の何Akiko Matsubarahttp://www.blogger.com/profile/17053582295245785959noreply@blogger.com1tag:blogger.com,1999:blog-1007152609161511894.post-82442778513581593692011-11-18T21:56:00.010-08:002011-11-19T21:00:57.523-08:00Jawbone UP プロダクトレビュー
先週7日にJawboneから発売されたフィトネス用のリストバンド「UP」を使ってみました。
Jawboneは小型でスタイリッシュなヘッドセットなど、Bluetoothを使ったアクセサリ製品で有名ですが、起業にまつわる某カンファレンスセッションでセコイヤキャピタルのパートナー、ロエロフ・ボーサ氏が「長くやり続けたから勝てた」というスタートアップの例にも出てきます。ロエロフ氏いわく「長くやり続けるより、早く止めすぎるほうがリスクが高い。起業家というのは普通の人よりも早く気づく人たちだ。マーケットが成熟するまでもう少しやり続けるほうが正しい場合が多い」という話でした。Jawboneはスタンフォード大学の学生2人がノイズキャンセリングヘッドホンのアイデアを題材に'99年に創業したのですが,当時はBluetoothの技術がなかなか進化せずマーケットのタイミングが悪く倒産。しかし創業者たちは諦めAkiko Matsubarahttp://www.blogger.com/profile/17053582295245785959noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1007152609161511894.post-62660935615048634722011-11-16T20:55:00.001-08:002011-11-16T22:13:06.309-08:00【書評】知的生活の方法、今と昔 〜 Kindle Fireが発売されたので先日、Kindle Fireが正式に発売になり、ネットはその話題で持ちきり、周りの友人の多くもAmazonから届けられたその新ガジェットに夢中になっているようである。私は購入する決心がつかず、予約注文をしないまま今日まできてしまって、手元に何もないので今回は書評でも。
知的生活の方法 (講談社現代新書 436)
posted with amazlet at 11.11.17渡部 昇一
講談社
売り上げランキング: 11517Amazon.co.jp で詳細を見る
「知的生活の方法」、ちょっと気恥ずかしくなってしまうようなタイトルである。本屋のレジに知り合いが座っていたら購入をためらってしまうだろう。「xxの方法」といった題名の本は、さらりと実用的に書かれた軽い内容のものを連想しがちだが、英語学者の渡辺昇一氏が書いた本書はさすがにそんなペラペラとしたものではなく、文学的というかAkiko Matsubarahttp://www.blogger.com/profile/17053582295245785959noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1007152609161511894.post-35246355578389988382011-11-13T18:33:00.003-08:002011-11-14T12:21:59.462-08:00アメリカの本当の強さ 〜 シリコンバレーの文化とPay It Forwardの精神
Pay It Forwardという映画がある。アメリカで2000年に公開されたこの映画、テーマが素晴らしいのに陳腐な恋愛物語になってしまっていたのが残念な印象だったが、その美しいテーマゆえに時々思い出す。11歳の少年が学校で「世界を変えてみよう」という宿題を出されるのだが、少年が考えたのは、誰かから親切にされたら、それをその相手に返すのではなく別の3人に親切にして伝えようということだった。親切にされた3人それぞれが、また別の3人に親切にすると、次は9人、そしてそれが27人になりという具合に累乗で無限に増えて行って世界がよい方向に変わると少年は考えたのだ。
私はアメリカに始めてきた時に、このPay It Forwardの精神をカルチャーショックの一つとして感じたのを鮮明に覚えている。異国からやってきた私に対して、見ず知らずの人が親切にしてくれ、必要な情報や物を無償で提供してくれるのだ。Akiko Matsubarahttp://www.blogger.com/profile/17053582295245785959noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1007152609161511894.post-34553523191046669042011-11-08T16:56:00.001-08:002011-11-08T16:57:46.578-08:00イベントのお知らせ:「日本人のシリコンバレーでの起業について本間毅氏と語る」
今週金曜日(米国西海岸時間 夜7時30分開演)に、JTPAで以下のイベントを開催いたします。ご興味のある方は是非ご参加ください。USTREAMにて中継しますので、会場に来れない方もご覧になれます --- いつもどおりボランティアの四元さんがライブキャストしてくださいます。詳細と申込み方法はこちらから。
なお、今回のイベントは次のボランティア・スタッフの方々にご協力いただいております: [オーガナイザー] Jin Yamanaka [機材・音響] Hiro Yotsumoto [その他コーディネート・企画] Hideaki Hayashi, Sho Tabata, Hitoshi Ishiwata, Marika Gunji, Sunny Tsang [グーグルカレンダー・Twitter] Tomoko Fukuzawa [会計] Yoshiko Hugehes [会場Akiko Matsubarahttp://www.blogger.com/profile/17053582295245785959noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1007152609161511894.post-80506842184903783962011-10-31T19:47:00.000-07:002011-10-31T19:47:25.917-07:00電子書籍とソーシャル
アマゾンと書籍の電子化のあたりで議論が盛り上がっている。私は米国に住むようになってもう長いのだが、当然、日本の書籍が続々と電子化されるのを心から待ち望んでいる。これまでも、海外で生活していてストレスが溜まることの一つは日本の書籍の入手だった。実用書は英語圏で出版されているものを読むことが多いものの、長い時間をかけて開拓して愛読している日本の作家は多いし、娯楽その他でも日本の本は大好きなので、それらが手軽に入手できないのは辛い。ご存知のように日本書籍の電子化は時間がかかっているから、紙の本を買うことになるのだけれど、入手方法は限定される。ベイエリアには紀伊国屋が何軒かあるものの、書籍数はかなり少ないので、大半の日本書籍はアマゾンジャパンから取り寄せてきた。問題は「どうやって本を選ぶか」だ。
書店に足を運んでパラパラやることができない状況での本選びは、かなりの部分を推測に頼る手探り作業Akiko Matsubarahttp://www.blogger.com/profile/17053582295245785959noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1007152609161511894.post-58357263300703034752011-10-20T22:44:00.000-07:002011-10-20T22:44:04.201-07:00シリコンバレーへ行くべきですか
「シリコンバレーへ行くべきですか」という質問が流行っているらしい。私も何人かの人に訊かれた。人それぞれ事情がちがうだろうし、どちらにした方がよいかのアドバイスはするつもりはないけれど、@shibataismさんの「無責任に応援します」というコメントに同感する。情報を集めて、色々な人の意見や話を聞いて、それを自分なりに咀嚼して、あとはビジョンのままにやるといいと思う。状況は刻々とかわるから、前例がなくてもうまくいくかもしれないし、前例があってもだめになるかもしれない。
ただ、考えた末にシリコンバレーに来ることになったら、人との出会いを大切にすることだと思う。
Paul Grahamのエッセイに、"How to be Silicon Valley"(日本語訳「シリコンバレーが出来るには」)というのがある。他の場所にシリコンバレーを複製するにはどうしたらよいのかという問に対して、結局、Akiko Matsubarahttp://www.blogger.com/profile/17053582295245785959noreply@blogger.com1tag:blogger.com,1999:blog-1007152609161511894.post-3347480747784267882011-10-12T15:46:00.002-07:002011-10-12T15:56:20.537-07:00究極のデザイン
ITmediaに林信行さんのこんな記事が掲載されていた。
ひっかかったのは「究極のカタチ」のところ。
「ある有名な日本の工業デザイナーがこんなことを言っていた。かつて外観のモデルチェンジというのは、そもそも機能上どうしても必要な時にしか行わないものだったという。それがどこかで間違って、新製品であることをアピールするための形状変更(といっても主に外装の)が頻繁に行われるようになってしまった。」
記事にも書かれているが、MacBook Proは3代にわたって同じカタチ、そしてMacBook Airも2世代とも同じである。エッジの厚みやフレームの色など微妙な変更はあるが基本的なデザインは変わっていない。iPhone 3Gと3GSは同じデザインだし4Gと4GSもしかり。「新製品であることをアピールするための形状変更」をせずに最適化されたデザインを保持するアップルの姿勢はさすがだ。
Akiko Matsubarahttp://www.blogger.com/profile/17053582295245785959noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1007152609161511894.post-8375979682211888902011-10-06T18:22:00.006-07:002011-10-07T00:31:30.129-07:00Jobs
ここ数年というものの、重大なニュースは必ずといってよいほどTwitter経由で知る。私はEchofonのMac用デスクトップクライアントを常に立ち上げているのだが、米国時間10月5日水曜日のこの日も、ふとフィードを覗き込んだ瞬間にそのニュースがが目に飛び込んできた。Echofonのスライダーを上下すると、どこもかしこもジョブズ訃報のツイートが溢れかえっていた。www.apple.comのリンクをクリックすると、そこには「Steve Jobs 1955-2011」のストリングと公式のメッセージが表示されており、まぎれもない事実を確認した。
私が最後にジョブズを生で見かけたのは今年6月3日のこと。WWDCの2日前、パロアルトのカリフォルニアアベニューにある日本料理店でのことだ。この店に行くとジョブズをよく見かけたが、彼はいつもカウンターの一番端の席に座っていた。6月3日はランチタイムに店Akiko Matsubarahttp://www.blogger.com/profile/17053582295245785959noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-1007152609161511894.post-45465565048681902132010-11-17T21:00:00.020-08:002010-12-12T19:21:56.050-08:00「INSPIRED」プロダクトマネジメントの必読書
Inspired: How To Create Products Customers Love
本書「INSPIRED」はソフトウェア業界においてのプロダクトマネジメントを学ぶために必読の書である。著者のMarty Caganは、20年以上にわたり、Netscape、ヒューレット・パッカード、AOL、eBayといったシリコンバレーの代表的企業で働いてきた経歴の持ち主。もっとも最近では、eBayでプロダクトマネジメントおよびデザイン部門のシニアバイスプレジデントを務めた。
序章のところで、Martyはヒューレット・パッカードでの経験を語っている。
1980年代半ば、Martyはヒューレット・パッカードでソフトウェアエンジニアとして働いていた。会社の重要なプロジェクトを任せられ、素晴らしいチームメートと共に深夜まで、週末も犠牲にして一年以上も必至に取り組んだ。完成したプロダクトはAkiko Matsubarahttp://www.blogger.com/profile/17053582295245785959noreply@blogger.com1tag:blogger.com,1999:blog-1007152609161511894.post-43479368785863879262010-11-11T20:38:00.004-08:002010-11-17T23:23:39.616-08:00TechStars と「起業にまつわる入門書」TechStarsというのは、Y Combinatorのようなベンチャーファームでコロラド州のBoulderにオフィスがある。設立は2006年。Brightkiteなどもここ出身のスタートアップである。以下はTechStarsのウェブサイトから掻い摘んだ要点。
主にウェブやソフトウェア関連のテクノロジーの企業が対象。
各スタートアップで3人の創業者まで、創業者1人につき$6,000の出資をしてくれる(つまり最高$18,000まで)。
メンタープログラムへの参加および上記投資と引換に6%の株式を取得する。
冬はNew York、春はBoston、夏はBoulder、秋はSeattleと季節によって活動拠点を巡回させて募集をし、各季節に3ヶ月の育成プログラムを選抜されたチームに提供する。
各季節のプログラムに参加できるのは10社のみ。去年は600社からの応募があった。
メンタープログラムではAkiko Matsubarahttp://www.blogger.com/profile/17053582295245785959noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1007152609161511894.post-688201705217160802010-11-10T21:23:00.008-08:002011-05-28T12:56:16.797-07:00ティナ・シーリグのスタンフォード大講義録画今年前半に日本でも話題になった「20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義」の著者Tina Seelig。来月ついに日本でも講演が予定されているそうだ。
Tina Seeligはスタンフォード大学工学部の技術経営を教える学科がホストするスタンフォード・テクノロジー・ベンチャーズ・プログラム(STVP)のエグゼクティブ・ディレクターである。スタンフォードでの実際の講義の公開録画を幾つか見つけたのでここにリンクを張っておくことにする。本を読むだけでは伝わってこないが、録画を観れば彼女がどんな感じの人物なのかや講義の雰囲気などがわかる。
録画は2006年と2009年のもの。講義のコンテンツは本でほとんどカバーされているが、2009年の方は講義全体の完全収録でスタンフォードの学生が作成したビデオクリップも紹介されており臨場感がある(アマゾンにも一部が掲載されている)。
Akiko Matsubarahttp://www.blogger.com/profile/17053582295245785959noreply@blogger.com1tag:blogger.com,1999:blog-1007152609161511894.post-89045173094027569262010-10-28T18:29:00.003-07:002010-10-30T17:26:19.701-07:00iPhoneとトロイの木馬
今日のTechCrunchの記事にも取り上げられていたが、どうやらAppleがiPhoneとキャリアを切り離そうとしている動きがあるという。記事にもあるように、これはGoogleがNexus Oneでやろうとして失敗した試みだ。Appleが同じことをやろうとして上手くいくだろうか?
Googleのやり方は紳士的であったと思う。Nexus Oneは、キャリアの縛りから消費者を開放しようと試みる、消費者の利益を優先するプロジェクトであり、Googleはその目的をストレートに表現して売りに出した。表現がストレートだったから、デバイスを99ドルで販売することはキャリアから拒絶されたし、プロジェクトは終了に追い込まれてしまった。素晴らしい電話だったのに。Androidが世の中にまだ浸透していなかった時期に、この作戦はまずかったと思う。
AppleのiPhone売り出しにまつわる戦略は天才的だAkiko Matsubarahttp://www.blogger.com/profile/17053582295245785959noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1007152609161511894.post-64028452528133743972010-10-23T15:10:00.006-07:002010-11-13T21:44:30.672-08:00シリコンバレーの見所は
日本からシリコンバレー訪問にやってくる方に、何処が見所ですかと質問されることは多いが、Paul Grahamのブログに彼の推薦する見所が紹介されていた。シリコンバレーは物見遊山目的で来るには相応しくないところだが、出張や勉強が目的で来ても見所は気になるものである。
1. スタンフォード大学 (Stanford University)
2. ユニバーシティ・アベニュー (University Avenue)
3. ラッキーオフィス (The Lucky Office)
4. オールド・パロアルト (Old Palo Alto)
5. サンドヒル・ロード (Sand Hill Road)
6. カストロ・ストリート (Castro Street)
7. グーグル (Google)
8. スカイライン・ドライブ (Skyline Drive)
9. ハイウェイ 280 (Akiko Matsubarahttp://www.blogger.com/profile/17053582295245785959noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1007152609161511894.post-64695659584951699192010-10-21T22:47:00.005-07:002010-11-13T21:43:32.964-08:00起業家にとって大切な資質 by Paul GrahamForbesに掲載された、Paul Grahamによる「What It Takes」という記事。Paul Grahamが起業家にとって大切だと思う資質を4項目挙げて説明しているのでコンテンツをご紹介する。投資家はビジネスプランを最重視する傾向があるが、Y CombinatorのファウンダーであるPaul Grahamは「アイディア」よりまず「人」が大切だという。
決意(Determination)
Y Comobinatorを始めた当初は「知性(intelligence)」が一番大切だと思っていた。しかし、ファンダーがバカではだめなことは当然だが、知性が一定レベルまで到達していれば「決意(determination)」していることが一番大切なのだ。沢山の障害を乗り越えていかねばならないのだから。
WePayのBill ClericoやRich Abermanがよい例。Bill Akiko Matsubarahttp://www.blogger.com/profile/17053582295245785959noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1007152609161511894.post-76186982437471434382010-10-20T17:07:00.015-07:002010-11-13T21:43:47.559-08:00Y Combinator Startup School 2010
Y-Combinatorが主催する、起業家を対象としたカンファレンスStartup Schoolが今年も開催された。スケージュール表からもわかるように、スピーカーは、Y-CombinatorのPaul Graham、GrouponのAndrew Mason、LinkedInのReid Hoffman、エンジェル投資家のRon Conway、FacebookのMark Zuckerbergなどなど錚々たる顔ぶれである。
講義はすべてライブで生中継公開され、録画も各スピーカーごとのものをこちらのサイトで観ることができるようになっている。
どのスピーカーの話もそれぞれ興味深いが、主催であるY-CombinatorファンダーのPaul Grahamの話をちょっとご紹介しておく。
Paul Grahamはスピーチの最初に、「ノートは取らなくてもいいよ、後から自分のメモをウェブで公開するAkiko Matsubarahttp://www.blogger.com/profile/17053582295245785959noreply@blogger.com0