December 1, 2011

Path 2.0 やっぱりライフログなの?



水曜日にリリースされた、Pathアプリの2.0アップグレードが結構話題になっていますね。UIの出来上がりの美しさと、新機能が好評のようです。

Pathは、上限150人の比較的少人数のソーシャル空間で、写真、ビデオ、メッセージなどを共有できるモバイル用のサービス。iPhoneとAndroidプラットフォームのサポートがあります。Facebookの初期メンバーでFacebook Connectの発案者のひとりでもあるDave Morinが共同創業者、出資もKleiner PerkinsやDigital Garageなど一流どころから受けています。今年始めには、Googleから1億ドル以上の買収のオファーを蹴ったということでも話題になりました。

これまでPathのUIはシンプルで洗練されたデザインが印象的でしたが、今回のアップデートでも新機能や既存機能を綺麗なUIデザインでまとめています。音楽シェアが出来るようになったり、睡眠モードの設定がついたり、より多くの日常場面を操作よく記録できるようになりました。睡眠モードにすると月が画面の下から登ってくるアニメーションは、楽しくて何度も試してしまう程。狭い画面に綺麗に美しく実装されたUIは、ちょっと玉手箱を開けるときのようなわくわく感があります。

こちらの記事にもありますが、Facebokよりも少人数に絞り、よりパーソナルな情報を共有することを狙いとしているようで、日記のように使っているユーザも多いとのこと。睡眠時間も記録するとなると、先日も話題にしたライフログにかなり近い感じがします。近ごろ使っているJawboneのUPの結果と合わせれたらよいのにと思ったら、同じように感じる人はやはり多いのでしょう、TechCrunchにもそんなことを書いた記事が出ていました。Dave Morinいわく、

  “It used to be that people would be online or off. Nowadays with mobile, it’s more like asleep or awake.” 
 「今までは、オフラインかオンラインだった。近頃のモバイルでは、寝ているか起きているかだ。」

いよいよ、ライフログがソーシャルのベースにも本格的に入り込んできたということでしょうか。UPやWithings体重計にもソーシャル機能がついていて、結果を共有することができます。私は、あまりパーソナルな情報は誰かと共有したいとは思いませんが、自分用に日記のようにまとめることができれば便利かなと感じます。文章、健康管理の記録だけでなく、写真やその他のミニ情報もモバイルベースで手軽に記録できるUIの綺麗な日記は継続もしやすそう。今回のアップグレードは全体的にかなりよかったというものの、継続して使うほどの魅力にはもう一工夫必要な印象。次のアップグレードではこの辺りに期待しています。

Facebookのタイムラインといい、これからライフログ系が盛り上がってくる予感がします。

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