September 13, 2010

Barefoot Coffee


午後のひとときをBarefoot Coffeeで過ごした。アップル本社キャンパスからも車で5〜8分のところにあり、ベイエリアで一番美味しい珈琲が飲めるという人も多いほど地元で評価の高いのカフェのひとつ。一番の人気はカプチーノで、その濃厚でクリーミーな飲み心地は絶品、これを飲んだらリピーターになること必至の店である。

この日は、読書中の本が全て電子書籍だったので小脇にiPadを抱えて外出した。あれもこれもと欲張りに同時並行で何冊かの本を読書することが多い私にとって、iPad一台に何冊もの本を詰め込んで出掛けることができるようになったのは嬉しい限り。それにしても、iPadはカフェにしっくりくる。カプチーノを飲みながら、iPadで読書したり、ニュースサイトを読んだりの時間はノートブックを持ち込んだ時よりも優雅で極上のものになるのだ。iPadでXcodeが使えたらいいのに、という輩は実に多い。確かに、うまい具合にツールアプリが実装されたらiPadでのカフェプログラミングはいかにもはかどりそうだ。利便性、実用性だけでなく、優雅かつ味のある感覚を愉しめる端末というのはアップル製品独特のものだと思う。Windows OSを搭載した使い勝手がよく、なんとなくスタイリッシュな仕様になっている他のメーカーのノートパソコンで最高に実用的で秀逸なものは数多くある。しかし、アップル製品の醸し出しているものはそうした現実的な道具としての完成度云々という以前に、徹底した職人気質とものづくりへの究極のこだわりからくるもの。だからこそ、ここまでもカフェとカプチーノがしっくりくるのだ。

そんなことを考えていたので先日のiPadにまつわるエントリーの付け足しとして、ちょっと書いてみた。

さて、このBarefoot Coffeeでは只今、日本人写真家のIchiro Asaoさんの写真展開催中である。Ichiroさんはシリコンバレーにある公園で野生動物、草木などを被写体に癒しを目的とした写真を趣味でずっと撮り続けていらっしゃる方。この辺りにあるトレイルにウォーキングに行くと目にする美しい瞬間をとらえた写真は心を和ませる。写真の展示は今月一杯だそう。




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